陶器で手洗いを作る

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白の磁器で手洗いをつくる

飲食店には衛生上の理由から、客席と調理場に1つずつ手洗いが必要というルールがあります。今回、カウンターの端に設置する客席用の手洗はオリジナルを使うことにしました。この写真は、ろくろで形を作った後、自然乾燥させているところです。乾燥後「素焼き」、「上薬」、「本焼き」で、できあがります。もしかしてこれも自作したか...と思われたかもしれませんが、陶芸家に頼みました。

はい出来上がり、還元焼成の美しい白の磁器です。ところが設置してみると用意した金具、パッキンの厚みが少し予定と違い、少し排水できない水が残ってしまうことがわかりました。気になるほどではないのですが、相談すると、なんと作りなおすということに...。

こんどは陶器の手洗いに

粘土で形を作った時と焼き上がりでは約16%縮むそうで、縮んだ状態で配水管の取り付け金具が付く部分が正確に出来ていないと、うまく取り付けられないことになる、さらに取り付け金具やパッキンがメーカーによって多少違うこともあり、難しいようです。事前の確認が重要ですね。

せっかくですから、こんどは陶器で作ってもらうことにしました。しかし、よせばいいのに上薬を私がかけたため、多くかけすぎてしまい、もうすこしメリハリのある色調になるはずが...少し寝ぼけたような色になってしまいました。陶芸の先生は苦笑いです、すいません。今度作る時はがんばりましょう。

コーキングで取り付け完了

最初の設置は給排水の配管もしなくてはならないため、もちろん水道屋に頼みました。さすがに水道屋ごっこはできません。しかし2度目の設置は自分でやるしかないですね。

水道屋の見まねで配管を取り付け直したあと、シリコンシーリング材で手洗いからこぼれた水が隙間からしみ込まないようにます。普通シリコンシーリング材は専用のコーキングガンを使って打ちます、しかしこのように狭い部分、しかもマスキングもできないような箇所にコーキングを打つときは、私はガンがじゃまになり作業しずらいため、コーキングガンでポリ袋に絞り出し、ポリ袋の角を切って打ちます。もしかするとあたりまえ?かもしれませんが....

職人さんはコーキングを打ったあと『指につばをつけて、つーっとなぞるのが一番』とか言いますが、この「つば」というのがどうも怪しい、ほんとは水を使うのが面倒だから、誰かが思い付いたうまい言い訳...とか思うわけです。それはともかく今回は指が入らないような箇所なので、キッチンペーパーを水で濡らして、その先で『つーっとなぞって』仕上げています。な〜んだ水でもできるみたい。

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2007年9月13日 作成:ita

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