Micron社は損失額が拡大

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Micron社、メモリー価格の低迷を受け損失額が拡大

米Micron Technology社は、メモリー価格のよって売り上げが減少し、損失が拡大したことを発表した。2008年度第2四半期の損失は7億7700万米ドル。

主な原因は、価格の下落が、メモリー製品の出荷数量の増加を部分的に相殺してしまったことにある。この第2四半期に、DRAMの平均販売価格は前期比で15%と下落し、NAND型フラッシュ・メモリーは同30%も減少した。前年同期と比較すると、DRAMの平均販売価格は約60%、NAND型フラッシュは約70%も下落している。 EEtimes (2008/04/04)

micron_d9gmh.jpg
写真はマイクロンの512Mbitチップ

DRAMとNAND型フラッシュの価格の下落は想像以上にメモリベンダーの経営を圧迫しているようで、現在のDRAMとフラッシュメモリの価格水準は、やはり異常ということのよう。2008年のDDR-DRAMのスポット価格は1月〜4月までほぼ横ばい、昨年に引き続き非常に低い水準のまま。これにより提携や合弁が進むと、私達が手にするメモリは、どこで作られているのかの判定がより難しくなりそうです。

dram_ex_1gb080405.jpg
DDR2メモリ 1Gbit-DRAM
DDR2メモリ・スポット価格www.dramx.com

以下はEEtimesの関連記事リンク

Micron社とHynix社、NAND型フラッシュの生産数量削減へ

米Micron Technology社は、シンガポール工場での生産開始時期を延期した。一方、韓国Hynix Semiconductor社も、NAND型フラッシュの生産数量を削減する予定である。ただし、市場のリーダー的な存在である韓国Samsung Electronics社と東芝については、NAND型フラッシュの生産数量を削減する予定はないようだ。 EEtimes (2008/04/04)

マイクロン社とNanya社、DRAM合弁会社の設立を発表

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Infineon社によるQimonda社売却計画、アナリストが最善策と分析

Infineon社の経営陣は、2009年第1四半期までにQimonda社の「かなりの数の」株式を売却し、所有比率を50%未満に下げたいと考えているが、現時点では株式の売却に苦慮していることを認めている。 EEtimes (2008/03/24)

2007年半導体市場ランキング、メモリーで明暗がくっきり EEtimes (2008/03/24)

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2008年4月 4日 作成:ita

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