MT3.3からMT4.27へのアップグレードが今になったのは、MT4が重いとか言われていたので、あまり気が進まなかったからでもあります。しかし最新版のMT5が出た以上、せめて周回遅れのMT4まではアップしておかないと、セキュリティ上もまずい。そこで重い腰を上げました。
このブログでは、CSSやテンプレートをオリジナルとは変えてあるため、運用中のブログをいきなりアップグレードするわけにもいきません。テスト用blogを作成し、テンプレートやCSSに問題がないことを確認してから、このブログを更新しました。覚書としてXREAサーバでの手順を以下に・・。
データベースMySQLの作成
このブログで使っているデータベースをバックアップして、テスト用データベースに読み込めばいいわけです。既存のデータベースのバックアップファイルを、テスト用データベースのバックアップファイル名にリネームして、テスト用データベースに復元しました。
テスト用データベースの作成
XREAのコントロールパネル/データベースの設定画面で、新しいデータベースを作成。具体的には、ユーザ名に適当な文字(例えばnew)を入れ、MySQL EUC-JP 「作成」をクリック。これで中身が空のデータベースが出来ました。さらに、そのテスト用データベースを選択し「保存」をクリックして空のバックアップファイルを作成。
FTPでバックアップファイルを確認
FTPでトップディレクトリにテスト用データベースのバックアップファイルが出来たのを確認し、その名前(mysql_new.dump)を控えておき、そのファイル自体は意味がないので削除。
既存のデータベースのバックアップ
XREAのコントロールパネル/データベースの設定画面で、既存のデータベースを選択し「保存」をクリックしてバックアップを作成。これでmysql_old.dumpが作られる。
FTPでリネーム
FTPソフトでmysql_old.dumpが出来ているのを確認し、控えておいた名前(mysql_new.dump)にリネームする。
テスト用データベースに既存のデータを読み込む
XREAのコントロールパネル/データベースの設定画面で、テスト用データベースを選択し「復元」を押す。これで、既存のデータベース複製ができました。
Movable Type 4.27のアップロード
ここからはデータベースが初期化されたものであるかどうかと、画像ファイルがあるかどうかの違いを除いて、新規設置とほぼ同じ手順です。
Movable Type 4.27の設置
ダウンロードしたMovable Type 4.27を解凍し、ホルダをmtにリネームします。その中にあるmt/readme.htmlのインストールガイドのリンクを読みながら作業を進めれば良いわけですが、簡単に説明すると・・・。
mt-config.cgiの記入
エディターでmt/mt-config.cgi-originalに以下を記入し、mt-config.cgiにリネーム。
XREA及びCOREの場合
CGIPathがcgi-binである必要はありません。
StaticWebPathも記入の必要がないのでコメントアウトしてあります。
データベースはMysqlを使用としてPOSTGRESQLとSQLITEは削除しました。
記入箇所は赤文字部分です、DATABASE_NAMEとDATABASE_USERNAMEはMysqlデータベースの作成時の名前で、同一でokです。
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##################### REQUIRED SETTINGS ########################
################################################################
# The CGIPath is the URL to your Movable Type directory
CGIPath http://www.example.com/cgi-bin/mt/
# The StaticWebPath is the URL to your mt-static directory
# Note: Check the installation documentation to find out
# whether this is required for your environment. If it is not,
# simply remove it or comment out the line by prepending a "#".
#StaticWebPath http://www.example.com/mt-static
#================ DATABASE SETTINGS ==================
# REMOVE all sections below that refer to databases
# other than the one you will be using.
##### MYSQL #####
ObjectDriver DBI::mysql
Database DATABASE_NAME
DBUser DATABASE_USERNAME
DBPassword DATABASE_PASSWORD
DBHost localhost
パーミッション (権限) の設定
- FTPでtestディレクトリ内にmtホルダをアップロード。
- mt内のスクリプト (拡張子が cgi ) のパーミッションを755に設定。
- 但し、mt-config.cgiはアップしたままの644
- mtディレクトリの権限を、777 に設定
- mt/mt-static/support ディレクトリの権限を777 に設定
mt/mt-check.cgiを実行
ブラウザでmt/mt-check.cgiにアクセスする。表示される画面に「cgiwrap または suexec 環境下で動作していると思われます。」、と表示された場合は、mt内のスクリプトのパーミッションを700に設定できる。
参照:http://www.movabletype.jp/documentation/mt5/installation/linux.html
パーミッション 再設定
ここで使用しているXREAサーバでは「cgiwrap または suexec 環境下で動作している」と表示されたため、パーミッション 再設定しました。
- mt内のスクリプト (拡張子が cgi ) のパーミッションを700に設定。
画像を含むデレクトリのみを、アップロード
ここまでで問題がなければ動作環境が整ったはずです。バックアップしてあるブログディレクトリから、画像を含むデレクトリのみを、アップロードしました。MT3.3のプラグインディレクトリは互換性に問題が起きるといやなので、アップロードしません。
あとはmt/mt.cgi にアクセスするだけです。