2008年1月アーカイブ

Sempronは65nm

Athlon64 LE-1640と同時に、Sempron LEの最上位モデル「Sempron LE-1300」が発売されました。OPNはSDH1300IAA4DP、65nm製品(赤の文字)です。 ascii.jpによればSempron LE-1300の価格はAthlon64 LE-1640と同じという不思議なことになっていますから、Sempron LE-1300を買う動機は何もないかもしれません。いずれ価格が変動することは確実でしょう。

AMD Sempron [ Process:65nm SOI ]
ModelOPN(tray)OPN(Box)FrequencyV_CORET_CL2 Cacherev.ID-
Sempron TDP 45W
LE-1300SDH1300IAA4DPSDH1300DPBOX2300Mhz1.20V/1.35/1.40V75512KBG2--
LE-1250SDH1250IAA4DPSDH1250DPBOX2200Mhz1.20V/1.35/1.40V75512KBG2--
LE-1200SDH1200IAA4DESDH1200DEBOX2100Mhz1.20V/1.35/1.40V65512KBG1--
LE-1150SDH1150IAA3DESDH1150DEBOX2000Mhz1.20V/1.35/1.40V75256KBG1--
LE-1100SDH1100IAA3DESDH1100DEBOX1900Mhz1.20V/1.35/1.40V65256KBG1--

LE-1640 [ ADH1640IAA5DH ] 2.6GHz、TDP45W、L2=1MB

深夜販売直前にAMDも黙っちゃいない! 45nm版Core 2 Duoの深夜販売を直前に控えた本日、Athlon LEの最上位モデル「Athlon LE-1640」と、Sempron LEの最上位モデル「Sempron LE-1300」の2製品が発売された。
ascii.jp(1/19)

「45nmに対抗なんて無理、黙ってようかと思ったが...そうだ90nmを束でぶつけて!」なんて考えたのかもしれない...。 さて、冗談はともかく、今回発売されたLE-1640は、AM2のシングルコアプロセッサとしては最上位にあたり、クロックは2.6GHz、L2は1MBの製品です。これを越えるCPUはAthlon 64 FX57 2.8GHz(Socket939) だけしかない、もちろんシングルコアに限ればの話。いっそ3.0GHz版くらいまで出してくれると面白いんじゃないかと思う!。

「ADH1640IAA5DH」の仕様は2.6GHz、L2=1MB、90nmプロセス

AMDの現在の製造プロセスが65nm SOIであるのに対し、このLE-1640は90nm SOIプロセスの最終版、Rev.F3。 90nmプロセスでありながらTDP45Wを実現していますから、このRev.F3は出来が良いのでしょう。面白いのは、AM2の90nmのプロセッサ ダイは512KB L2のコアしかないはずなのに、LE-XXXXシリーズだけL2=1MBになっていること。

SDメモリ・メーカー4社の速度表記の比較をしましたが、最後にもう1社「SanDisk」を。おそらく、フラッシュメモリで最も有名なメーカーです。このSanDiskは最大のパートナーとして東芝を選んでいます、信頼性も問題ないでしょう。ただしSanDisk製品は有名なだけにExtremeIIIの偽物も存在するようですから、買う時には信頼のおける販売店で!

東芝とSanDisk

- 東芝とSanDiskのNAND新工場完成 「世界最大級」の生産能力に -
東芝と米SanDiskは、300ミリウエハーに対応したNAND型フラッシュメモリ新工場を四日市工場内に完成させた。フル生産時で月産21万枚と世界最大級の生産能力となる見込みだ。 2007/12月に量産を始め、2008年後半には月産8万枚まで生産能力を高める。
itmedia.co.jp(2007年09月05日)
- 最大のパートナーは東芝であり、他の関係は比較にならない -
SanDisk ハラリCEOによると、今年のNANDフラッシュ市場は150億ドル。SanDiskは売り上げベースのシェアで25%、容量ベースでは東芝と合計で30〜35%。新工場のフル稼働で規模の経済を効かせ、価格下落に耐えうる競争力を強化。Samsung Electronicsなどの韓国勢や、米Intel-Micron連合らとの競争に立ち向かう。
itmedia.co.jp(2007年09月06日)

Panasonic SDカードの転送速度 比較

松下電器は2008年10月1日に社名を「パナソニック株式会社」に変更し、Nationalブランドは2009年度中を目途に廃止。という発表が先週あり、驚きました。住宅設備も家電も全部Panasonicに統一とは...しばらくは違和感があるでしょうね。

NAiS

さて、今回SDカードの転送速度を測るために使ったSDカードリーダーはC-Guys SD-BEANという、「あやしげ」な製品、ベンチ結果はあまりあてにならないかもしれません。ただ、このSDリーダーはRead 15MB/sは出る(C-Guysの実測値、ただしこの会社はもう存在しません)だろうということと、SDカードを差し込んだ時、カチッとSDカードをロックする感触が良いので、いまだに使っています。 良く見るとSDカードソケットにNAiSのロゴが...

SDカードリーダー C-Guys SD USBean
nais

東芝 SDカードの転送速度 比較

SDカードで、KingstonはともかくLexarを買わなくてもいいんじゃないか?と言われれば、、その通り。SDカードでは東芝やPanasonic、SanDiscなどがメインストリームですね。では、その東芝から調べてみると、東芝のSDカードの価格も今年に入ってから、より価格が下がっています。

20MB/sのSD超高速タイプの2GBが2000円台!

例えば、microSD 2GBのSD-MC002GA[価格比較]の最安値が2180円(Amazonマーケットプレイス)、さらに海外向けパッケージなら約2000円です。また、書き込み20MB/sのSD超高速タイプの2GB SD-B002GT6[価格比較]の場合、平均価格は6000円を超えていますが、最安値は2800円ですから、まだまだ平均価格が下がる余地がありそうです。

SDスピードクラス
東芝のSDカードは、Kingston、Lexarなどとは違って、「SDスピードクラス」という東芝が提唱し、「SDアソシエーション」が規定された条件下で測定した結果を基準とした表記になっています。このため、xx倍率のように各社の表記条件が違うということはなく、選ぶ目安にはなりますが、「SDスピードクラス」は転送速度の最低ラインを表記しているため、同じスピードクラスだからといって同じスピードとは限りません。

SDスピードクラスの表記
スピードクラスデータ転送速度の最小値、実測値
Class (2) 読み書き時のデータ転送速度が最低2MB/秒
Class (4) 読み書き時のデータ転送速度が最低4MB/秒
Class (6) 読み書き時のデータ転送速度が最低6MB/秒

Kingston Micro SDの価格

MicroSD 2Gの価格は2007年6月の約3000円から順調に下がり続け現在は1980円と随分安くなりました。 MicroSD 1Gの価格は2007年4月の約1400円から少し下がったものの、現在は1200円〜1300円程度が安値。携帯などでMicroSD 2Gが使える機種なら、もう1Gを選ぶ理由はあまりなくなってきたようです。

これらの価格情報は [ベストゲート トレンド]Kingston SDC/2GBFE 価格情報から調べました。この情報を利用すると価格の推移や最安値がすぐわかりますから、商品の実売相場をつかむには便利。ベストゲートの価格比較は、加盟店のウェブサイトから価格情報をロボットにより抽出し掲載しているため、価格の反映はとても早いものの、商品が間違って分類されていることもあるため、購入前には必ず製品を確認する必要があります。

Kingston microSD 1GB (SDC/1GB-FE)
SDC/1GB-FE

Lexar SDカードの転送速度 比較

DDR2メモリは非常に安い価格のまま年を越し1月になりました。SDカードの価格水準もあいかわらず低く、昨年春ごろは高かった転送速度の早いタイプのSDカードの価格も、随分と安くなっているようです。最近はSDカード2GBの高速版でも2000円台で買えますから、すでに通常品(低速品)は過去の物、高速版がスタンダードなんですね。

高速タイプのSDカード Lexar Platinum II [ SD2GB-60-666]

Lexar_SD2GB-60-666.jpg

LexarのSDカードを買おうとして仕様を調べていたら、Platinum II(プラチナ2)には品番が2種類あることに気付きました。Lexarのウェブサイトで調べると、「国内主力製品」と「ファクトリーアウトレット」というカテゴリーがあり、それぞれ別の品番になっています。Platinum2の場合、ファクトリーアウトレットの品番はSD2GB-60-666。国内主力製品の品番はSD2GB-60-810でした。

Jetway J7F3E-PB

J7F3E-PBを約2ヶ月ほど使ってみました。私はゲームをやらないため主な用途としては静止画の加工やwebブラウズ、DVDの再生程度です。負荷としては軽いこともありますが、特に問題なく普通に使えました。

システムの消費電力は50ワット程度

システム全体の消費電力は、手持ちの『エコワット』使って測りました。iTunesで音楽を再生した状態の軽い負荷で24時間後のエコワットの表示を見ると1.26kWh、48時間後の表示は2.49kWhでした。これらからシステムの平均消費電力は約52Wであることがわかります。 システム構成は以下、ディスプレイは含みません。

  • J7F3E-PB PowerNow!有効
  • HDD: 160GB(HDS722516VLAT80)
  • DVD: PIONEER DVR-112D
  • Memory: 1GB DDR400
  • 電源: AcBel 350W

2.5インチ500GBのHDD、Travelstar 5K500

日立グローバルストレージテクノロジーズは、2.5インチHDDで業界最大容量の500ギガバイトHDD「Travelstar 5K500」を発表しました。

2.5インチ ハードディスクで業界最大容量の500GB

Travelstar 5K500は垂直磁気記録方式を採用した第4世代の製品であり、従来の製品では最大2プラッタ(9.5mm厚)で40GB〜250GBを実現したのに対し、今回の5K500では最大面記録密度を向上させるとともに3プラッタ(12.5mm厚)を採用することで、これまでにない大容量を実現させています。出荷開始は2月を予定。

2プラッタモデルと同等の消費電力

またHGSTは、5K500は3プラッタでありながら従来の2プラッタモデルと同等の消費電力を実現させているとしていますから、今後2プラッタ「Travelstar 5K320」モデルなんてのが出れば、さらに消費電力を抑えることが可能なのかもしれません。

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