2008年9月アーカイブ

キマンダ社買収へマイクロン社が持久戦の構え

Qimonda社が経営難に陥っていることは、誰の目にも明らかだ。Wong氏は、「Qimonda社の救済に乗り出す企業が現れないため、資金繰りの悪化がこのまま続けば、同社はあと半年以内に倒産するだろう。今後の展開についてはいくつかのシナリオが考えられるが、そう遠くない将来、Qimonda社はドイツのドレスデンと米バージニア州のリッチモンドにある製造工場(これらは世界市場に出回るDRAMの約4.5%を製造する)を閉鎖することになるはずだと予測している。最終的には、Micron社がリッチモンド工場を安値で買い取ることになるだろう。

eetimes.jp 9/29

富士フイルムは、人間の眼のメカニズムに近づいた「スーパーCCDハニカムEXR」を発表

富士フイルムは、人間の眼が明るさによって解像力や感度を変化させるメカニズムに着目し、1つのセンサーで被写体に合わせて、 「低ノイズで高感度」、「広ダイナミックレンジ」の画像もキャプチャーすることができる画期的なCCDを開発したと発表。

「スーパー CCDハニカム EXR」では、カラーフィルターの配列が、斜め方向に同色の画素が2つ隣り合った構造になっているのが特徴。斜め方向に隣り合わせた同色画素をそのまま組み合わせる方式の採用により、混合画素間の距離を短かくし、偽色の発生を抑え、感度も2倍相当になるとしています。

ノイズの少ない高感度画像を実現する Pixel Fusion Technology

「スーパー CCDハニカム EXR」は、斜め方向に同色の画素が2つ隣り合った構造になっています。この隣接した2つの画素を1つの画素にすることで、フォトダイオードの面積が2倍になり、感度も2倍相当になります。そのため、1画素からゲインアップして感度を上げるよりも、ノイズの少ない高画質な高感度画像をつくることが可能です。夜景など、ノイズの少ない高感度撮影を重視したいシーンにおいて威力を発揮します。

Canon PowerShot A2000IS

Canon PowerShot Aシリーズは、グリップスタイル、豊富なマニュアルモード、サイズは大きめながら安価など、他社のデジカメとは違う無骨な感じのする製品でした。 しかしパワーショットの新シリーズ A2000 ISからは薄型、軽量化が図られ、従来の製品PowerShot Aシリーズとは全く違うデザイン・コンセプトのカメラになったようです。

“PowerShot A2000 IS”は、「A720 IS」(2007年9月発売)の後継機種です。従来のPowerShot Aシリーズのグリップスタイルから、直線的でシャープなデザインに一新し、大幅な薄型化と軽量化を実現しました。1,000万画素のCCDと光学手ブレ補正機能付き6倍ズームレンズ、大型化した3.0型の大型液晶モニターを搭載し、充実した基本性能と優れた操作性を備えています。

キヤノン:ニュースリリース

パイオニアは20層構造の500Gの光ディスクを開発

パイオニアは2008年7月7日に、400ギガバイトの大容量をもつ再生専用光ディスクの開発に成功したと発表しましたが。この時は1記録層当たりの記録容量は25ギガバイトで、その記録層を16層に積層したディスクとしていました。pioneer.jp 07/07

しかしEE Times Japanによれば、今回パイオニアは20層から成る記録容量500Gバイトの光ディスク技術を開発したと発表した模様。

パイオニアは、12cm径で20層から成る記録容量500Gバイトの光ディスク技術を開発した。1層分の容量はBlu-ray Discと同じ25Gバイト。20層構造を採ることで500Gバイトとした。2008年7月に米国ハワイ島で開催された光ディスク関係の学会「ISOM/ODS 2008」で発表した。

eetimes.jp 09/19

もしこれが実用化され、書き込みも可能になれば、HDDのバックアップには願ってもないスペックなんですが...

ソニーNECオプティアークはソニーの100%子会社に

ソニーとNECは、ソニーNECオプティアーク株式会社(2006年4月3日に設立した光ディスクドライブ事業の合弁会社)のNEC保有株式(45%)を、ソニーへ譲渡するための契約を、9月11日に締結したと発表。新会社は『ソニーオプティアーク株式会社』となる。Sony NEC Optiarc

今後ソニーは、SNOをソニーグループの100%子会社とし、グループ内のセットやデバイス事業との連携をより強化するとともに、ソニーおよびSNOにおいて今まで以上に迅速な意思決定および機動的な経営を推進し、次世代光ディスクドライブ事業の一層の強化を図ってまいります。 また、NECは、今後ともNECエレクトロニクス株式会社を通じ、光ディスクドライブの製品力向上にLSI分野で貢献してまいります。

Sony Japan 9/11

NECエレクトロニクス、IBM社主導の半導体プロセス開発グループに参加

米IBM社とNECエレクトロニクスは、次世代の半導体プロセス技術を共同で開発することに合意し、複数年にわたる共同開発契約を締結したと2008年9月11日に発表した。NECエレクトロニクスはこの契約に基づき、32nm世代の次世代CMOSプロセス技術に向けてIBM社が主導する共同開発プロジェクトに合流するとともに、将来の最先端半導体技術に関する先進的な基礎研究に参加する

eetimes.jp 0912

IBM社主導の半導体プロセス開発グループは「IBM-LED CHIP ALLIANCE」と呼ばれ 参加企業は、IBM、チャータード・セミコンダクター、フリースケール、インフィニオンテクノロジーズ、サムスン電子、STマイクロエレクトロニクス、東芝でしたが、今回これに8社目のメンバーとしてNECエレクトロニクスが加わったということになります。

今年でiMacが発売されてから10年という記事がwiredvisionに載っていました。 もしiMacが発売されていなかったら、現在のようなApple社はなかっただろうし、iPhoneも発売されることはなかっただろう。 CRT一体型のiMacは、ボンダイブルーから5色のカラーモデルへ、そして水玉、花柄まで発売され、imacがapple社の経営を救ったのだから。... ずっと昔のことのようなのに、あれから10年しか経っていない。

1998年8月15日(米国時間)、米Apple社は初代の『iMac』を発売した。半透明の青色をしたキュートな一体型のiMacは、たちまち1990年代の最も影響力のあるパーソナル・コンピューターとなった。 iMacは、シンプルさと使いやすさへの回帰を促し、透明でカラフルなプラスチックを使った工業デザインのブームを短期間のうちに引き起こした。

wiredvision: 『iMac』誕生10年、デザインの軌跡をたどる

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