キマンダ社買収への動き

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キマンダ社買収へマイクロン社が持久戦の構え

Qimonda社が経営難に陥っていることは、誰の目にも明らかだ。Wong氏は、「Qimonda社の救済に乗り出す企業が現れないため、資金繰りの悪化がこのまま続けば、同社はあと半年以内に倒産するだろう。今後の展開についてはいくつかのシナリオが考えられるが、そう遠くない将来、Qimonda社はドイツのドレスデンと米バージニア州のリッチモンドにある製造工場(これらは世界市場に出回るDRAMの約4.5%を製造する)を閉鎖することになるはずだと予測している。最終的には、Micron社がリッチモンド工場を安値で買い取ることになるだろう。

eetimes.jp 9/29

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eetimesの記事で、Qimonda社の経営状況の悪化はかなりのもの、ということがわかります。 今年の4月に、Qimonda社とDRAMの共同開発に関する技術提携の覚書を交わしたElpidaの動きには触れられていませんが、 Elpidaは、当初から「財務的な支援は実施しない」と明言していますし、Elpida自身も業績不振が伝えられていますから、おそらく支援はしたくてもできないのでしょう。

一方Micron Technologyも今年の4月に損失が拡大(第2四半期の損失は7億7700万米ドル)したことを発表していますが、こんな話しが出るくらいですからまだ体力は残っている、ということのよう。 いずれにしても、メモリ価格の低下で、どのDRAM製造メーカーも苦しい経営状況には違いない、というのは誰でも想像できますね。

現在のメモリのスポット価格 (DRAM eXChange)

  • この一ヶ月間で、1Gbit DRAMのスポット価格は平均値で30%近く低下している。
  • DRAM eXChange のDDR2-667メモリ価格推移
  • 2GBモジュール向け1Gbit DRAM
  • 1GBモジュール向け512Mbit DRAM

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2008年9月30日 作成:ita

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