テクノロジー アーカイブ #2

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今年でiMacが発売されてから10年という記事がwiredvisionに載っていました。 もしiMacが発売されていなかったら、現在のようなApple社はなかっただろうし、iPhoneも発売されることはなかっただろう。 CRT一体型のiMacは、ボンダイブルーから5色のカラーモデルへ、そして水玉、花柄まで発売され、imacがapple社の経営を救ったのだから。... ずっと昔のことのようなのに、あれから10年しか経っていない。

1998年8月15日(米国時間)、米Apple社は初代の『iMac』を発売した。半透明の青色をしたキュートな一体型のiMacは、たちまち1990年代の最も影響力のあるパーソナル・コンピューターとなった。 iMacは、シンプルさと使いやすさへの回帰を促し、透明でカラフルなプラスチックを使った工業デザインのブームを短期間のうちに引き起こした。

wiredvision: 『iMac』誕生10年、デザインの軌跡をたどる

Transmetaは、NVIDIAに省電力技術のライセンスを供与

TransmetaのCrusoeは、コードモーフィング ソフトウェアで話題になりましたが、性能的にはあまり注目されませんでした。しかしTransmetaの技術に関しては今でも注目されているようです。

グラフィックス・プロセッサの大手ベンダーである米NVIDIA(エヌビディア)社は、米Transmeta(トランスメタ)社から省電力技術のライセンス供与を受ける。米NVIDIA社がTransmeta社に2500万米ドルのライセンス料を支払い、Transmeta社が提供する「LongRun」や「LongRun2」などの省電力技術を利用することで、両社が合意した。

eetimes.jp

富士電機デバイステクノロジーは、業界で初めて、垂直磁気記録媒体に改良を加えたECC (Exchange-coupled composite)媒体の製品化に成功し、7月から出荷を開始したことを発表した。(7/30)

現在のハードディスクのディスク媒体の主流は垂直磁気記録媒体だが、従来の垂直磁気記録媒体では記録密度を上げるほど、書き込みにくさが増すという問題点があった。そこで、この記録層に改良を加え2倍以上の書き込み易さ(当社比)を実現したのが今回のECC媒体で、これによりさらに記録密度の高いハードディスク製品ができる、ということのよう。

抵抗、コンデンサ、インダクタに次ぐ「第4の受動素子」をHP社が実現

Hewlett Packard社の研究部門であるHP Labsは、通過した電荷量に応じて抵抗値が変化する素子「メモリスタ(memristor)」の製造に成功したことを発表した。メモリスタの存在は、1971年に米University of California, Berkeleyの教授であるLeon Chua氏がIEEEで発表した論文において指摘されていたが、実際に素子として製造されたのは、今回のHP社の成果が世界初とのこと。

キマンダ社とエルピーダ、DRAMで技術提携へ

先にWinbondとファウンドリ契約を締結し「埋め込みワード線(Buried Wordline)」技術をライセンス供与したQimondaは、さらにエルピーダともDRAMの共同開発に関する技術提携の覚書を交わした。

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写真はキマンダ社の512Mbit DRAMチップ

この提携でキマンダは独自の埋め込み型ワード線技術のノウハウを、エルピーダは最先端のスタックキャパシタ技術を提供するとのこと。 Qimondaは業績不振が伝えられていますが、このエルピーダとの戦略的提携によるスケールメリットで技術開発を効率化し業績を改善したい考えのようです。
エルピーダメモリ株式会社 4/24

32nmプロセス「High-Kメタルゲート」で飛躍的な性能向上と低消費電力を実現

IBMによれば、 IBMと半導体共同開発アライアンス・パートナー(IBM-LED CHIP ALLIANCE)は「32nm High-Kメタルゲート・テクノロジー」の採用で 同じ動作電圧で45nmプロセスに対し、最大35%の性能改善を確認。 消費電力は動作電圧によって45nmプロセスに対して30%から50%の削減が可能としている。

さらに、同じテクノロジー・ディメンジョンでは一般的なポリシリコン・ゲート絶縁膜テクノロジー(Poly/SiON)に対して最高40%の性能改善が可能という結果を得た。 これらの性能と消費電力の大幅な改善は、High-Kメタルゲート評価回路およびIBMで製造されたテストチップで実証されている、とのこと。

国産初のジェット旅客機、三菱リージョナル・ジェット(MRJ)

全日空は、三菱重工業が開発する国産初のジェット旅客機を25機購入すると発表した。 全日空が購入するのは、三菱重工業が開発するMRJ・三菱リージョナル・ジェット、25機。 MRJは、国産旅客機としては「YS-11」以来、およそ40年ぶりで、ジェット旅客機としては、国産初となる。
Fuji News Network

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写真はMRJではなく、たぶんB777

新しいジェット旅客機は、客席数は60-100席クラスで、FNN(フジニュースネットワーク)の動画から見るとなかなかに美しい機体のようです。 機体の開発や製造を手がけるのは、4月1日に設立される新会社「三菱航空機」

-- このところニュースが多すぎるのは第一四半期末&年度末のせい --

東芝、HD DVDからの撤退の報道

1月にWarnerがBlu-rayを選択した時点で、いずれ、こうなるとは思っていましたが、正式発表を待たずに『撤退の方向で』と報道されていたのが興味深く、なりゆきを見ていました。正式発表の前日に「当社として決定した事実はない」という正式コメントを出しているのが面白い。この件で、いくつか関連記事の引用を掲載します。

NVIDIAがAMDを買収? アナリストが予測

ま、ないだろうとは思いつつも、当サイト的には、東芝のHD DVD撤退より気になる記事がこれでした。

- 経営不振にあえぐAMD社、NVIDIA社が買収か -
米国の市場調査会社であるAmerican Technology Research社でアナリストを務めるDoug Freedman氏は、「グラフィック・チップ大手の米NVIDIA社がAMD社の買収に乗り出すのではないか」と予想している。 
eetimes.jp 2月14日
AMDは新しいモバイル製品「Puma」がうまくいかなかったら身売りの可能性もあり、買い手はNVIDIAかもしれないとアナリストが予測している。
itmedia 2月14日

日立GST、Samsung、Seagate、東芝など、ハードディスクドライブメーカー各社は共同で、フラッシュメモリとハードディスク(HDD)を組み合わせたハイブリッドHDD技術の実現をサポートするため Hybrid Storage Allianceを設立した。

ハイブリッドHDD技術は、大容量HDDに消費電力効率や耐久性を特徴とするNANDフラッシュメモリを組み合わせる。この技術により、フラッシュメモリから起動シーケンスを始めて起動時間を短縮し、休止状態に入る時もデータをフラッシュメモリに格納、休止状態からの復帰時間を短縮する。 また、HDDを回転することなく、フラッシュメモリとデータのやり取りをすることで、消費電力の低減、耐衝撃性を高める、などの特徴がある。
詳しくは日立GST へ

日立GST / プレスルーム2007年1月5日
Hybrid Storage Alliance

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