サムスン社がサンディスク社の買収から手を引いたようだ
Samsung Electronicsは、2008年9月に、SanDisk社に対して1株当たり26米ドルの現金による買収を提案していると発表していたが、戦略を大きく転換し、米SanDisk(サンディスク)社に対する買収提案を撤回した。
SanDisk社はこの買収提案を拒否していた。しかし結局は、Samsung社側が手を引く格好になった。SanDisk社自体も、NAND型フラッシュ・メモリー製造工場の共同運営に関して東芝との提携契約を更新しており、Samsung社の買収提案が実を結ぶ可能性が低くなっていた。
SanDisk社と東芝は2008年10月20日に、両社が共同出資して三重県四日市市で運営している製造合弁会社について、生産設備の一部を東芝が買い取ることに基本合意し、法的拘束力のない覚書を締結したと発表している。