2006年12月アーカイブ

intel社i8088上位互換CPU V20

V20 V30プロセッサ

またもやデッドストックを探してきました。 写真は珍しいSONY製のCPUで、品番はCXQ70116P-10。これは知らなくて普通だとおもいますがintel社i8086上位互換CPUです。しかし(C)84 NECと書かれていることからわかるように、NECのV30(μPD70116)というCPUのセカンドソース品です。 さらに、そのV30プロセッサの外部バスを8ビット幅に縮小したのが、写真上のNEC V20 D70108D(μPD70108)です。

どちらも-10がクロックを表し、動作クロック10MHz版。当時のi8086(i8088)ピン互換CPUとしてはおそらく最高速だったと思います。 このV20は、専用クロックジェネレータと共に8088-8MHzと差し換えることで、12MHz動作(オーバークロック)に成功しました。今にして思えば単純な改造なんですが、まあ、まだ子供の頃のことですから大喜びしておりました、以上。

各エントリーのURL(アドレス)は固定です。
個別の記事へのリンクも自由にしていただいてかまいません。
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2006年12月30日に、このblogの再構築に伴い各エントリーへのリンクが変動しました。
まだ、このblogシステムに慣れていないこともあり、当方の設定が不十分であったためです。
個別の記事へのリンクをしていただいた方は、お手数ですがリンクの再設定をお願い申し上げます。
今後、何か支障が起きないかぎり「各エントリーのURLはできるかぎり固定」の方針です。

Micron Technology 512MB PC133, MT16LSDF6464HG-133C2

Micron MT16LSDF6464HG

DRAMシェアを調べてみると、MicronはHynixと2位争いをしていた時期もありましたが、現在は市場シェアを減らし第4位。06年第3四半期では第5位のエルピーダとの差が0.4%です、次期はエルピーダに4位を譲ることになるのでしょう。 いずれにしてもSamsung ..強すぎです。ところで2位のQimondaってなんだろうと思いませんか?...。

06年第3四半期DRAMシェア
DRAMシェア(iSuppli社11/14発表分)
第1位Samsung韓国27.8%
第2位Qimondaドイツ16.9%
第3位Hynix韓国15.8%
第4位Micronアメリカ10.6%
第5位エルピーダ日本10.2%
第6位Nanya台湾6.6%
第7位Powerchip台湾4.8%
第8位Promos台湾4.5%

Lexar Media USBメモリ JumpDrive 128MB

USBメモリ

半年ほど前、処分特価で買ったUSBメモリです。多くのUSBメモリは、これより小さくスリムな製品なのに、このJumpDriveはクラシカルなデザインというか、つぶれた瓢箪のような変な形をしています、それが面白くてつい...。

使ってみると、へこんだ所をつかんで抜き差しができるので意外にも使いやすい製品でした。それに派手な色が目立つので探さなくてもなんとなく見つかります。ん〜もしかしたらこれはまとな物なのかもしれない。 『Lexarってどんな会社?』と思い調べてみたところフラッシュメモリでは有力な企業で、個性的なデザインのUSBメモリがいろいろと発売されていました。

そしてこれを買ったのは、ちょうどこの会社が買収されつつある時期だった、ということをあとで知りました。[LEXARとNAND型フラッシュ↓]


Kingston 512K SDフラッシュメモリー・カード

Kingston 512K SDメモリ

DVカメラの静止画の記録に使っているSDフラッシュメモリーです。SDメモリーカードを販売店で探すと、50xとか、転送速度20MB/s、あるいはスピード表示のないものなどが並んでいます。しかし何を基準にしたX倍率なのか、また、どんな条件の転送速度なのかさっぱりわかりません。

例えば「50Xなら標準品の50倍早いのか?」...答えはNO!
そこでX倍速とは何かを調べてみると...。

ACTRAM TM31S1280841BB-7

actram

以前ジャンクで買ったPCに入っていた128MB SD-RAM PC100片面。 メモリチップの表面に金属光沢のある珍しいチップが載っています、こんなの初めてみました。動作を試してみるとPC-133 CL2でも問題なく動きましたが、今となってはさすがの私でも128MB SD-RAMの出番はありません。なんとなく処分せず残しておいた物です。

ACTRAMで調べてみると...
大手のメモリメーカー以外の製品は不安なのでなるべく買わないようにしていますが、時々このような『あやしい』メモリを手にしてしまいます。それでも普通はGoogleで検索すれば、ある程度どんな物かわかるのに、これの情報はほとんどなく、台湾のTONICOM、 CTS COMPUTER TECHNOLOGY SYSTEM CORP.の製品のようですが、すでに会社がないようで詳細は不明でした。

PowerPC750CXe

写真はPowerPC 750CXe 500MHz、初めて御覧になる方も多いと思いますがiMacに使われていたCPUです。IBMの半導体製造技術はトップクラスなんですが、その製品を見ることはあまりないですね。

Hitachi HD63C09E

8bitMPU HD63C09E

これはMC6809E(モトローラ社)のセカンドソース品で、モトローラ社が2MHzのMC68B09Eまでしか製品化しなかったのに対し、日立ではこれをC-MOS化し、定格3MHzのHD63C09Eとして製品化したCPU。

公式には上の通りです、でも普通のCPUを紹介しても納得いただけませんよね...。

AMD ジオードNX、アルケミーのメモ帳

AMD Geode NX

AMDの方からいただいたこのメモ帳に紫外線をあてると、うっすらと未来のロードマップ浮かび上がってくる。 これでCPU購入時期の悩みもすべて解決!?
いや待てよ、Core2 Duoの存在を忘れていないか....。

FOXCONN ( Hon Hai Precision Industry )

foxconn

昨年から日本でもFOXCONNのリテール・マザーが販売されるようになったため、使ったことはなくてもフォックスコンの名前は御存じだと思います。FOXCONNはもともとコネクタ製造メーカとしても有名ですから、マザーボードのコネクタにはよくこの会社の製品が使われています。しかし単なるコネクタ製造メーカなどではなく、FOXCONNは台湾最大の上場企業、そして電子機器の生産を請け負うEMS(Electronics Manufacturing Services)では世界トップシェアを誇っています。

SANYOのニッケル水素電池 エネループ

eneloop

リチウムイオン電池は万能?

現在ノートPCなどに使われているリチウムイオン・バッテリーは、大容量で軽量と性能に文句はありませんが、フル充電の状態で保管すると劣化が進むとされています。そこで私は長時間使う前にはバッテリーをフル充電しますが、通常は50%を下回る程度の充電状態で保つようにしています。リチウムイオン・バッテリーは高性能でも電池の寿命を延ばそうとすれば、それなりに管理が必要なのが不満な点です。

ニッケル水素電池 eneloop

一方、eneloopではどうか... SANYOによれば「エネループ」は自己放電を抑える新規技術の効果で、充電した後6ヶ月後で約90%、1年後でも約85%のパワーを残しているとのことです。このため充電済みのまま売られていますから買ってからすぐ使うことができます。つまり『エネループは充電済みのまま保管しておいて使える』わけですから、この点はリチウムイオン電池にはないメリットです。

頻繁に使う物なら、継ぎ足し充電でもメモリ効果のないリチウムイオン電池のほうが優れているでしょうが、時々しか使わない物ならeneloopを使える製品のほうが便利かもしれません。 SANYOによれば、eneloopはメモリー効果の影響が少なく、約1000回くり返し使えるとのことです。 アルカリ電池の替わりに普通に使えるeneloop、結構良い製品だと思います。
sanyo.co.jp/eneloop

DER EEの温度計DE20W

deree20w.jpg

DER EEは、デジタルマルチメータやクランプメータなどを作っている台湾の測定器メーカーのようです。 PCの温度モニタ用に、私はこの手の温度計をいくつか買いましたが、これが一番気に入っています。 測定範囲は-50度〜100度、分解能は0.1度、最高温度と最低温度が表示可能と十分な機能を持っていながら、秋葉原の秋月で500円と安価で入手できます。

この温度計は裏側にスイッチが1つあり、箱にその説明が書いてあります。しかし、それを読まないと電源の入れ方さえわからないかもしれません。扱い方は以下です。

  • 電源ON/OFF:スイッチを2秒押す
  • 最高(MAX)最低(MIN)温度表示:スイッチを1秒押すとMAX/MINと表示され、さらにスイッチを1秒押すとMAX、MINの順に最高温度と最低温度が表示されるモードになる。
  • 通常モードへの復帰:スイッチを2秒押す

deree.com.tw

Canon LS-8T-BK

canon_ls-8t_sky.jpg

キヤノン製の普通の電卓です。普通じゃないのは写真で液晶表示部から空が透けて見えること。 これは私が改造したとかではなく『シースルー電卓』として実売1000円以下で売られています。

B&O Beosystem 10

beosystem10top.jpg

黒の取っ手にグレーで印刷された Bang&Olufsenの文字が美しい。

B&Oはデンマークのオーディオ・メーカです。通常のB&O製品はとても買えるような値段ではありませんが、このBeosystem 10ならなんとか買えるかもしれない.... 見た瞬間に買ってました。 オプションで壁掛け用のホルダも用意されている薄型の製品、機能は単なる『ステレオ・ラジカセ』なんですが、当時は魅力的に感じました。

「美しく聞かせる」ようなおおらかな音作りで、カセットを使わなくなってからもスピーカーとして使っていました。ただし日本向け仕様とはなっているものの、FMの周波数表示が日本向けとなっていないとか、内蔵されている電源ユニットが使えずACアダプターを添付(改造して内蔵しましたが...)しているとかの問題もありましたが、非常に気に入っていた製品です。

バングアンドオルフセンの凄さは、すでに1934年のラジオ蓄音機一体型 B&O Hyperboの時点で、 現在の製品にも通じるデザイン・哲学を持って製品を作っていること、ぜひB&Oのページの歴史を見てください。
bang-olufsen

UV-EPROM 32kx8 256kbit 28pinDIP

am27c256die.jpg

最初に買ったAMD製品はAthlonとかではなく、たぶんこの256kbit EPROMです。 窓付きのPROMは紫外線消去タイプでシリコンチップが直接見え非常に美しいのですが、現在のFlash-ROMに比べると扱いにくい物でした。

これは随分と昔になりますが、富士通FM-11のビデオ・サブシステムを2Mから4Mへとオーバークロックする時に、 アクセスタイムの早いPROMが必要になり購入したものです。 ただし、実際に使ったのはMBM27C256で、予備として買っておいたAMD製は使わぬままとなってしまいました。

--- 電気製品 A to Z ---

今月からこのblogを開始したことでもあり....気合いを入れて「今後26日間だけ」は毎日更新!
AからZまで電気製品、電子部品のあれこれを、やや『はずしぎみ』に進めてみます。

試しにコメントを書いてみたいけど...適当な記事がないという方は、このページに!
重複コメントや、あきらかにテストとして書かれた意味不明な文字などは、あとで削除しておきます。

Athlon64 X2 4600+ 65W版を使った静音PC

メカうさぎ64氏からX2 4600+ EEとGIGABYTE GA-M61PM-S2を使って、マイクロATXケース組んだ静音PCの写真を送っていただきました。普通に組んであるように見えて、ファンの騒音、特に風切り音をうまく抑えているように感じます。(ita)

Compaq Presario 714EA + GeodeNX1750

VIA KN133 chipsetのコンパックのノートPC「Presario 714EA」において オリジナルのMobile Duron 1GHz(25W)からGeodeNX1750への交換に成功したという連絡をいただきました。 メールをいただいたのは「.huドメイン」のAntoine氏、つまりハンガリーの方のため、詳しいことは聞いていません。日本発の記事を見てハンガリーで改造している方がいるなんて、何か面白いですよね。

hpでざっと調べてみたところ、714EAは日本向けの製品ではないようです。近い品番で探してみたら、該当するのはプレサリオ700シリーズの「Presario 710jp」あたりかもしれません。安く見つけたら改造してみたいもんです。
hpプレサリオ・旧カタログライブラリ

世界ではリマーク品のセンプロンがいまだに流通

今年の春ごろから、ヨーロッパを中心にリマーク品のSempron2800+(SocketA)がおそらく大量に流通していたようですが、現在でもまだ続いているようです。また、アメリカからまとまった数のSempron2800+をオーダーするため、サンプルを取りよせた方によれば、そのほとんどがリマークだったとも聞いています。

Travelstar 5K160

2006年2月にSeagateから垂直磁気記録を採用したハードディスクドライブの2.5インチHDD(Momentus 5400.3)シリーズが登場しましたが、HGST(日立GST)の垂直磁気記録(PMR)のHDDの登場はそれより遅く2006年6月でした。

しかし、この時、HGSTが市場に出したのは160Gモデルのみで、80Gなどの下位モデルが販売されていませんでした。やっと市場に出てきたのが11月、私は1プラッターの80Gモデルを購入しました。

hts541680j9at00.jpg

[ 仕様 ] hitachigst.com / 5K160

  • 2.5インチ5400rpm HD
  • イリジウム・マンガン・クロム (IrMnCr) リードヘッド
  • データバッファー : 8MB
  • メディア転送速度 : 毎秒540メガビット
  • アベレージシークタイム : 11ms
  • Startup Power : 5.0W
  • Read/Write Power : 1.8W
  • Low power idle : 0.6W
  • Sleep : 0.1W
  • Interface : Ultra DMA-5

HTS541680J9AT00

Seagateか日立GST(HGST)か、悩ましい問題ではありますが...
私が80Gモデルを選んだのは安価ということもありますが、それより1プラッタモデルのほうが、より静かかもしれないという期待からです。ノートに組み込んでみると幸いにも非常に静かで、回転音、ヘッドのシーク音ともにほとんど聞こえませんでした。

Travelstar 5K160 : 各容量別の仕様の違い
容量160120806040
プラッタ数22111
データヘッド44221
重量(最大)102102959595
ノイズ・待機時(Bels)2.52.52.22.22.2
ノイズ・動作時(Bels) 2.72.72.42.42.4

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